鍼灸

整体と鍼の施術の相乗効果により身体を機能向上をめざす

どうして鍼の施術により痛みが取れるのかというと手技によりマッサージなどは筋肉の表面的な刺激による効果となりますが、鍼ならば痛みセンサーのある真皮(1番表面の皮膚の内側)、 筋膜(筋肉を包む膜)にまでしっかり刺激を与えて効果を出す事ができるからです。
痛みのセンサーは真皮、筋膜、関節包(関節を包む袋状の膜)にあり、鍼ならその真皮と筋膜の2つにダイレクトな刺激を与える事ができ、それにより辛い痛みに強力にアプローチしていく事ができます。
また筋膜部分の癒着を剥がす事や内臓の機能も調整し良くする事、また筋膜の癒着が剥がれることにより関節の可動域向上にも働きかけます。
関節に遊びを付けれる位に、関節可動域をより良く動かしていく為には整体が有効な方法だと感じていますが、筋肉に緊張が強い場合には中々思う様に関節は動かないものです。
そんな時に先に鍼の施術で筋肉の緊張や癒着をとっておくことにより、より背骨の関節の可動域に遊びをつけれるようにアプローチできます。
そしてその施術を継続することによりしっかりと身体全身の機能の向上をめざせるのです。
身体の機能低下が原因で筋膜の癒着や内臓の不調が起こると考えられていますが、逆に筋膜の癒着や内臓にもアプローチすることで身体の機能が向上されやすくなります。
当整体院では、その鍼の施術の後の整体施術により、もう一つの痛みセンサーの関節包にまで刺激を与え、痛みは勿論、身体の機能向上を確実にはかっていける様にしているのです。
私は筋肉の確実に効果を出すことができる鍼の施術を行っておりますが、どうしても内出血がしやすいなどで鍼ができないケースはありますので、その時はあとで説明する刺さない鍼との組み合わせで手技だけでは出せない効果を出せるようにしております。
整体と鍼によって整体のみでは絶対に出せないお身体の変化を実感して貰えるものと思っていますので、是非このセットでの施術をおすすめしておりますが、決して鍼を使わないと身体の根本改善を図れないのかというわけではないです。
私は整体のみでも身体の不調の根本原因の解決を確実に図れる施術ができますので、ご安心してください。

整体と鍼の優れたところ

私の考える整体の良さと鍼灸の良さをまとめると
◎整体の良さ   
  • 患部に対する手技によりダイナミックにアプローチできる。
  • 背骨や骨盤・身体の歪みの問題の解決を図れる。
  • 関節に動きや遊びを付けるためのテクニックがあり、関節可動域の向上、またそれにより痛みセンサーのある関節包に刺激を入れる事を目指せる(鍼では関節包を狙うことは難しい)。
  • 筋肉を動かすことでリンパ液の流れ、または頭蓋骨から仙骨へのアプローチにより脳脊髄液の循環促進を図ることができる。
◎鍼の良さ
  • 急性期で痛みの強い時には鍼の施術が その痛みに良い変化を出しやすい。
  • 効果の即効性とその効果の持続性がある。
  • 鍼の施術は深部の筋肉まで効果を出 し、関節や背骨の動きを改善し筋膜の癒着まで確実に取ることを目指す事ができる。
  • 自律神経を整えて内臓の調整を短時間でおこなうことを図れ、それに伴い血流の問題の解決、体温の上昇も目指す事ができる。
  • 身体を細胞から甦らしたり(活性化を図る)自然治癒力の向上を図ることができる
  • 確実に短時間で身体に施術効果を出すことを目指せる。
だから、整体と鍼を組み合わせると身体の機能を向上する上で重要な箇所に、より良く効果を出すことをはかれて、それにより相乗効果を出すことができるのです。
そして手技のみの施術より短期間に不調を改善を目指していくことが当整体院では可能なのです。

この様な方は是非整体と鍼を合わせた施術を

  • 確実に不調の根本原因まで出来るだけ早く良くしたい方。
  • なんとか、いついつまでに身体を良くしたいと思われている方。
  • 確実に今の痛みをとりたい方。
  • 手技の治療では効果が乏しい方、または今までにない効果を実感したい方。
この様にとにかくお身体を良くしたいと思われる方は是非、整体と鍼灸の治療によってお身体を変えてみませんか?
当整体院に通院され、今まで手技による治療では中々改善されなかった肩こりと腰痛が劇的に改善された方がいらっしゃいます。
このような喜びの声を頂く事ができ嬉しく思っています。
また整体と鍼を一緒に受けられて体温が上昇するといった方が多くいらっしゃいます。
体温というと健康にとって大切なもので体温が一度上がると免疫力が6倍上がるとの研究結果もある程です。

<低体温のデメリット>

免疫力が低下し、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなる。
花粉症、敏感肌、鼻炎などのアレルギー症状も出やすくなる。
代謝が落ちるため、老化や肥満のもとになり、体の疲れも残りやすい。
皮膚や髪のターンオーバーにも影響し、肌荒れ、ニキビ、くすみ、白髪、抜け毛リスクが増大する。
その他、冷え症、便秘、月経不順、不妊などに影響する可能性もあります。
また痛みについても体温が上がると感じにくくなるといわれています。逆に下がると痛みを感じやすくなるので、そういった点からも整体と鍼治療によって身体が楽になってくるということになります。
そういった事でより多くの方にこの施術によって今の辛さから解放を図り、また人生を明るく元気に過ごせるようになって頂きたいと思っています。
今まで痛みを経験した事がなくて最近痛みを感じ出している社会人の方、またはあの時のような痛みにならないかと不安に思われている中年の方には是非、迷わずに早期の本格的な施術を受けて頂きたいと思っております。

鍼施術について

鍼は怖い、痛そうというイメージが根強いのですが、的確に施術すれば鍼は効果の即効性と鎮痛などの効果の持続性も非常にあり、血流上昇により気持ち良く、筋肉も弛緩しリラックス効果があります。
今まで多くの肩こり・腰痛に悩むビジネスパーソンからご高齢の方、そしてアスリートまで幅広い方々の施術に当たってきて、「腰が痛い」「肩こりが辛い」と嘆いていた方々の目覚しいその回復を目の当たり にしてきたので、鍼の効果の程は疑う余地がありません。
そして当整体院で使う鍼は先端が丸く、0.16mmと毛髪ほどの細さです。組織をかき分けて鍼を当てる時の感触は独特です。
特に問題ない部位は豆腐、不調の原因となる患部はこんにゃくを貫くようです。
その“こんにゃく”がどこにあるかを瞬時に見極めて、痛みを感じない的確な刺激を与えていきます。

鍼とは

東洋医学の考えでは、私たちの体には頭から足の先まで、多くのツボ(経穴)が点在しています。そのツボを、鍼やお灸で刺激することで心身の不調を改善する方法が「鍼灸」です。
マッサージや手技での施術だけでは効果の出し辛い身体のより深部の筋肉まで、より効果を出せる所が鍼灸の良いとこです。
鍼は、三千年以上前に中国で誕生しました。古代中国王朝の王妃が、美容効果を得るために鍼治療を受けていたという記録も残っています。 効果の実証性は歴史が物語っているといえるのではないでしょうか。

鍼施術のメカニズム

私たちの体には、病気やケガなどを治そうとする自然治癒力が備わっています。
例えば、皮膚に鍼を刺すと、その刺激によって細胞が組織が壊されたと認識します。すると、壊れた組織を修復しようと白血球が集まって働き、同時に皮膚を保護するために、コラーゲンやセラミドなど、皮膚にとって大切な成分を積極的に生成する働きが起こります。
このような自然治癒力によって新陳代謝が活発になること、血行がよくなることなどにより、不調改善につながるということです。薬の副作用の様なものもなく、自分自身のもつ治癒力を引き出すことにより回復できる良い方法だということになります。

鍼の施術で効果が期待できる症状

近年、NIH(米国国立衛生研究所)により、鍼治療がさまざまな病気の治療に有効であるという発表がありました。
鍼による刺激が、自律神経や免疫の働きなどに作用し、筋肉の緊張を和らげたり、血液やリンパ液の循環をよくしたりすることが、自然治癒力の向上を助けると考えられています。

鍼施術による有効性が認められる病気

・運動器の病気
 肩こり、腰痛、膝痛、関節炎、リウマチ、五十肩、腱鞘炎、外傷の後遺症(打撲、骨折、ねんざ、むちうち)
・婦人科の病気
 生理痛、月経不順、不妊、冷え性、更年期障害、乳腺炎
・消化器の病気
 便秘、下痢、消化不良、胃酸過多、肝機能障害、胃腸潰瘍
・呼吸器の病気
 風邪、気管支炎、喘息
・神経の病気
 頭痛、めまい、不眠、自律神経失調症、神経痛、けいれん、脳卒中後遺症
・代謝内分泌の病気
 貧血、糖尿病、バセドウ病、痛風
・循環器の病気
 高血圧、低血圧、動悸、息切れ、動脈硬化 など


近年鍼灸が注目されている分野

さまざまな病気に有効であることがわかりつつある鍼ですが、近年では、脳梗塞の後遺症に対するリハビリへの活用もされ始めています。
鍼の適応は、「不妊治療」から「終末期医療」まで、人間の一生を網羅できるともいわれています。それぞれの時期に、それぞれの体調に合わせた取り入れ方をすることで、多くの症状をサポートすることができる、そのかたにとっての総合病院ともいえる存在感の大きなものになると考えることができます。

鍼で改善される症状

肩こり・腰痛への効果
肩こり・腰痛は、姿勢や生活習慣、冷え、内臓の不調などによって筋肉が緊張した状態になり、血行が悪くなることなどで起こります。
鍼施術は血行を増進させます。
肩こりには、首から肩にかけての「肩井(けんせい)」「天髎(てんりょう)」、腕にある「曲池(きょくち)」「手三里(てさんり)」「列缺(れっけつ)」などのツボを刺激すると良いと考えています。
腰痛の場合は、腰にあるツボにアプローチする以外にも足にある「崑崙(こんろん)」や「委陽(いよう)」などのツボにアプローチすることで筋肉がほぐれやすくなり、おしりにある「環跳(かんちょう)」を刺激することで、股関節まわりの血行を促します。
自律神経失調症への効果
疲れやストレスなどによって自律神経のバランスが乱れると、頭痛やめまい、イライラ、肩こりなど、いわゆる不定愁訴とよばれる辛い症状がみられます。
鍼灸は自律神経の乱れにアプローチします。
腕にある「内関(ないかん)」や「郄門(げきもん)」というツボを刺激することで自律神経のバランスを整え、低下している機能を高める作用が期待できます。

鍼の施術の副作用について

鍼の施術において抱かれやすい不安点
鍼の施術の副作用として、瞑眩や内出血などの症状がみられることがあります。
瞑眩とは、鍼の刺激により、施術後にだるさや眠気を感じることです。ただし、これは鍼の刺激により体がよい状態に変わろうとする反応によるもので、通常は1~2日でおさまっていきます。
また、鍼を打った場所に内出血が起こることがあります。内出血の起こり方は、体質、体調、鍼を打つ場所などによって個人差がありますが、1~2週間のうちに、だんだん薄くなり、消えていきます。
当院では、0.14~0.16mmという、鍼灸で使用する鍼のなかでも特に細い鍼を使用しています。また、鍼の打ち方や抜き方、鍼を抜いたあとの手技など、内出血を予防するための対策もしています。

刺さない鍼

でも、もうどうしても鍼が怖いという方には刺さない鍼という、こういった先が完全に丸まっている形状の鍉鍼という鍼でツボの皮膚表面を刺激して、本当の鍼治療での効果に近いものを出すこともできます。(この鍼の施術効果は整体施術のみでは絶対に出せないものです)
あとは整体施術との相乗効果により、お身体を根本の問題の解決をめざすことが当整体院では可能です。

鍼が持つ重い症状改善への素晴らしい可能性

鍼はまさしく、ここ!と見極めたピンポイントでの刺激になりますので弛めたいその部分への最小限の刺激になり、身体への負担は少なくなります。
そして筋膜の深部までアプローチできます。
それにより筋膜の深層部の癒着まで剥がせることが可能です。
私の先輩で筋膜リリースを整体に取り入れて成功している先生でも「筋膜リリースでさえも筋膜の浅い所までしか効果を出していないので、鍼の方がそれより深部まで効果を出す事が可能だろうし、施術としては物凄い可能性を秘めている。」のだと鍼の施術効果を絶賛していました。
また鍼によるツボを刺激により内臓の調整もする事も可能です。
どこのツボを打てばどこの内臓にアプローチするいうのが決まっていますので、それぞれの患者さんのお身体に合う場所を刺激して、問題解決を目指した鍼施術をしております。
中国では「自分の主治医ならぬ自分の鍼灸師を持ちなさい」とまで言われる位に鍼灸の幅広い効果への信頼性というものが確立されている様です。
信頼できる鍼灸師と出会うことで、人生のどのステージでも心身の不調を相談できる心強い味方、頼れる存在を得ることができるということにもなるでしょう。
是非、私もその鍼の技能を生かし皆様の心と身体が健やかに輝いて頂けるように、最善を尽くしてサポートさせて頂きます。
そしてもし、あなたが「姿勢のゆがみの問題」にアプローチすることで根本的に肩こり・腰痛・膝の痛みの問題の解決をはかりたいというのであれば・・・
当整体院がどのように肩こり・腰痛・膝の痛みなどの不調を引き起こす根本原因である姿勢のゆがみにアプローチして、患者さんの肩こり・腰痛・膝痛の問題の解決をはかってきたのかを詳しい記事にしておりますので、是非こちらをクリックしてご覧ください。